私の考える髪対応
弊社では技術力アップはもちろん接客力アップにも繋がる行事があります。
接客力を磨く為に必要なのはどうされるのが嬉しいか?
これをされて嬉しかったなどの自身の体験や想像力だと思います!
そこで!想像力を鍛える為にスタッフ全員で作文を書きました!
今年話題の【神ってる】・・・髪のプロとしての対応・・・【髪対応】!!ということで髪にまつわる神対応・・・
髪対応について書いた作文の入賞者上位5名の作品を載せたので是非見てください!
私の考える髪対応 金賞
原田 成世
私は、いつもと言うより半年もしくは1年に1回くらいのペースでしかいっていない美容院に髪も伸びたので行く事にした。
お店に電話をし、受付の人が予約を取ってくれました。
『○○様ですね。こんにちは!お久しぶりですね!』といってくれた。
1年に1回くらいしか行かない私を覚えててくれた事が嬉しかった。
当日、私は予約の時間に久しぶりの美容院にドキドキしながら向かった。
お店の扉を開けた瞬間「いらっしゃいませ!」という活気のある声と、受付の人の笑顔にワクワクした。
そして美容師さんが笑顔で来てカウンセリングをし、施術に入った。
粉木の担当の人も、見たことはあるけど初めてで緊張した。
私はいつも担当が決まっていない。
髪をカットし始め、会話をしていたら「○○さん、髪伸びましたね。」と言われ、少しビックリした。
大勢いるお客さんの中でも、たまにしか来ない私の事わかるの?と心で思った。
そして、カラーを塗った後、飲み物を聞いてくれたので、私はコーヒーを頼んだ。
そこでまた「○○さんは、ミルク2個と砂糖1個でしたよね。」と言われ、またビックリした。
とても嬉しかった。
待っている時も、周りを通るスタッフさんが声をかけてくれたり、とても心地良かった。
なんだか、個の美容院の輪の中に入れてもらえた感じで最初の緊張が全く消え、とても居心地がいい。
そしてあっという間に楽しい時間が終わってしまったという気持ちでした。
私は美容院に髪を綺麗に市に来ているのですが、髪だけじゃなく、お店のスタッフ全員の最初から最後までの対応が、私を嬉しい気持ちにさせてくれ、髪も気持ちも満たしてくれました。
あたりまえのようであたりまえじゃないこのすべての対応が、まさに私が思う髪対応だと思いました。
私の考える髪対応 銀賞
中口 哲矢
地元を離れた私は新たに美容室を探すことになりました。
いつも買い物に使うお店の中に有る美容室に決めました。
引っ越しなどでバタバタしていた私の髪はクセが復活していたので縮毛矯正をしたいと伝えると、私の髪を「失礼します」といいながら見て、触り少し考えた風な後に「癖を活かしてもいいんじゃないですか?」と言いました。
・・・!!
私の中にはクセ=コンプレックスでしかないものでしたのでその発想自体が衝撃でした!
そんな事が出来るのかと!
とりあえず半信半疑ですがお願いしました。
やっている間は昔笑われたり、同情されたりクセはコンプレックスになっていたと伝えると美容師さんは笑いながら「皆うらやましくて嫉妬していたんですよ。」と。
何気ない一言だったかもしれませんが、私はコンプレックスの一つを解消してもらえた事に感動を覚えました。
仕上がりも顔周りは縮毛矯正をかけましたがクセとは思えない軽やかさと柔らかさが髪に出ていて満足でした。
そして帰ろうと思った時に「素敵になった姿を写真にしましょう!」と言われました。
この人は何を言っているんだ!と慌てました。
しかし素敵になった姿を残しておくという事に少し興味があった私は撮ってもらう事にしました。
その写真は自分でも驚くほどに自信を感じられる笑顔でした。
FACEBOOKのアイコンにすると良いよ!と言われそうする事にしました。
周りの反応も良く、とても幸せな気持ちになりました。
これが私を変えてくれた髪対応です。
私の考える髪対応 銀賞
中西 真子
私の髪対応は結婚記念日に行った美容室での出来事です。
普段一緒に行動する事がないので折角だからと思い立ちました。
美容室は私がいつも通っている所へ行きました。
髪を染めるのとカットをしてもらっているとなんで今日は二人なの?と聞かれ、結婚記念日の事を話しました。
その場では軽くお祝いの言葉を頂いて終わりました。
そして仕上げの時にはいつもはしないような髪をアレンジしてくれました。
そんなのいいのにと笑っていると折角だからと二人ともいつもと違った髪型になりました。
二人とも恥ずかしかったですが新鮮な気持ちになりました。
そこを更にインスタントカメラで撮影してくれました。
そこには恥ずかしそうな顔で笑う二人と担当してくれた美容師さんからのメッセージが添えられていました。
子供が出来てから子供との写真は増えていった中で夫婦の写真は結婚以来初めてでした。
いいきっかけを作ってくれた美容師さんは髪対応だったと思いました。
私の考える髪対応 佳作
佐藤 秀幸
「私の考える髪対応」(髪体験)です。
私には、2つ年下の弟がいます。
とてもやんちゃでいつも2人で喧嘩ばかりしていました。
その日もちょっとした些細なことから口論となり、突然弟が口の中に入っているガムを吐き出し私に投げつけました。
そしたらそのなげたガムが何と私の髪にくっつきました、咄嗟に「汚い」と大声を出しそのガムを取り払おうとしました。
が、髪についたガムは一向に取れません。
取ろうとすればするほど髪に絡みつき大変なことになってしまいました。
「おかあさん、おかあさん」と叫びながら母親の所に行き状況を説明しました。
弟は勿論の事私まで怒られてしまい母親も、どうしていいか分からないまま風呂場に行きカチカチに固まったガムを櫛で解かそうとシャワーをかけて櫛で解かし始めました。
今思うとその方法が逆効果となり、お湯でガムが柔らかくなって余計に髪に広がってしまった気がします。
四苦八苦しながらも結局とる事が出来ず半べそをかきながら母親と一緒に美容室にいきました。
受付でスタッフの方が「これはひどいね。切らないと無理かな」と困った顔をして言いました。
当時私は七五三の写真を撮る為ずっと髪を伸ばしていました。
その髪を切ると言われた途端母親に抱きつき大声で泣き出してしまいました。
スタッフの方も泣いている私を見て困っていました。
その時です。
奥の方から別のスタッフの方がやってきて「大丈夫だよ。元に戻るから安心して」と言ってシャンプー台に連れて行かれ躊躇する事なくトリートメントを付け丁寧にもみ込んでいました。
その手は、まさに神の手のようにやさしく、つられて痛かった髪が嘘のように痛くなくなり元通りのサラサラな髪に戻っていました。
笑顔になった私に「キレイになって良かったね」の一言は今でも覚えています。
私の考える髪対応 佳作
馬場 則江
パソコンの前に何時間も座って、忙しく仕事をしないといけない毎日に一区切りつき、疲れた身体を癒したくなり、仕事帰りにヘッドスパをしてもらおうと美容室に寄ってみた。
担当は、お店に入って半年のスタッフだった。
こちらに気をとても使ってくれ一生懸命話しかけてくれたが、椅子に座ってマッサージを受け始めると、たまった疲れと心地よさで直ぐに眠くなってしまった。
そんな私を「お席変わりますね」とシャンプ―台に案内してくれた。
そこは、個室のシャンプー台で、心地良い音量のBGM、程良い暗さの採光、とても寛げる空間になっていた。
こちらで寝ながら、次のマッサージをさせていただきます。
と先程よりもゆっくりとしたリズムでマッサージが始まった。
今日の私が、疲れがたまり癒されたくて来店した事を咄嗟にくみ取り、席をかえてくれたスタッフの髪対応にとても嬉しくなってしまった。
マッサージの気持ち良さにきがつかないうちに寝てしまい、目が覚めた時には髪をとても優しく洗ってくれていた。
シャンプーも終わり、セット面に移ってからも私が癒されに来ているときがついてからの優しいトーンでヘアケア商品の話しをこちらが売られる、と思わない感じにさらっと入れながら髪を乾かしスタイリングしてくれた。
お店を出た時には心も身体もとても軽くなり、スキップをしたいくらいだった。